2008年05月16日

ANTONIO CARLOS JOBIM/BRASIL

stone flower「AQUARELA DO BRASIL」はエリス・レジーナ(ELIS REGINA)の歌で知った。これもずいぶん昔のことだ。まだブラジルの音楽なんかほとんど聴いたことがなかった頃。怖いくらい現実逃避的で、目を閉じて聴いていると、何だか変なことになってしまうんじゃないかという感じがした。もう、誰が作ったのか誰がオリジナルなのか知りたくて、今みたいにググればわかるってもんじゃなかったからあっちこっち電話して聞いたんだな、たしか。ラティーナさんなんかにも電話したような…。結局どこでどう教えてもらったか記憶があまりないが、親切なレコード屋さんがあって、アリ・バローソ(ARY BARROSO)作であることとか、邦題が「ブラジルの水彩画」であることとか、デズニーで使われて有名になったとか教えて頂いたのだ。ってこういう調子で書いて行くとなかなかアントニオ・カルロス・ジョビンにたどり着けない。というかたちでアントニオ・カルロス・ジョビンに。

■クリード・テーラー(CREED TAYLOR)のCTIから3番手となった1971年のアルバム「STONE FLOWER」。やっぱり何処かへ連れて行かれる曲ばかりで、アルバム全体が極度に逃避的。ロン・カーター(RON CARTER)のベースがいい。アービー・グリーン(URBIE GREEN)のトロンボーンもいい。そしてちょっと真面目すぎるほどのトム=アントニオ・カルロス・ジョビンのエレピがいい。この音色は危険だ。そして他でもない、「AQUARELA DO BRASIL」 ---このアルバムでは「BRASIL」となっている--- の危なさときたら…。緩やかに引き込まれて行くうちに戻って来れなくなる、いつのまにか急流という感じの甘くて怖い仕上がり(テンポ速くなるってことじゃなく)。休みの前の晩にぴったり。


amazonで試聴→ANTONIO CARLOS JOBIM/STONE FLOWER



おまけ。デズニ。





sika_50_50 at 21:51│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!other music 

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