Soul,R&B
2018年09月01日
feist / Inside and Out
Inside and Out Album Version
Side B
Inside and Out Pearson And Usher Elektronischer Dub
■2004年にファイストがビージーズをカヴァーした「Inside and Out」。ファイストの声とVVの手腕でなかなかかったるい感じに。でもさあ、Gibb3兄弟は本当にいい曲つくるよね…。「Inside and Out」はビージーズの中でも最も好きな曲、の中の1曲だ。ファイスト、なんでこの曲やろうと思ったのかな。ゴンザレス(Gonzales)が選んだとか?
Youtube --- feist / Inside and Out
■ファイストっていえば去年のアルバム「Pleasure」まだ聴いてないんだった。買ったの忘れてた。聴こうか。
Youtube --- The Bee Gees / Love You inside Out
Bee Gees / Spirits Having Flown
2017年03月11日
Young Pulse / Paris Edits Vol.1
Average White Band / Work 2 Do
A2
Michael Jackson / I Wanna Be Where U Are
B1
Minnie Riperton / All This Love I Have
B2
Leon Ware / Why I Came 2 California
■ パリのJulien "Young Pulse" Ozonderによるリエディット「Paris Edits」シリーズ、2014年に出たその1枚目。そもそもショップでこんなふうに紹介される12インチには滅多に手を出さないが、4曲中3曲リオン・ウェアじゃないの。「 I Wanna Be Where You Are」
で途中のライヴ音源が何とも効果的だと思ったんだが、これ、リオン・ウェアのパリライヴ録ったのを入れたんだね。
■通常、生活の中でリオン・ウェアの話をすることなどないから誰にも言わなかったけれど、2月になってから度々思い出していた。元気なのか心配していた。そうしているうちに訃報があった。
Youtube --- Michael Jackson / I Wanna Be Where You Are (Leon Ware "live in Paris" Edit)
Youtube --- Minnie Riperton / Baby, This Love I Have
Youtube --- Leon Ware / Why I Came To California
■「Paris Edits」と関係ないけど、リオン・ウェアのこの動画が好きでよく観る。
Youtube --- Leon Ware & Carleen Anderson / Inside My Love (Live in Amsterdam, 2001)
これが2001年。今は2017年。
リオン・ウェアさん、安らかに。ありがとうございました。
2016年02月15日
Bitty McLean / Lately
Let Them Talk
Side AA
Lately
■まったく、10年経ってまた同じ場所でBitty McLeanの歌を聴けるてんだから、そりゃあ感慨深かった。10年だ。さすがにいろいろなことがあった。あったどころじゃない。しかし俺ときたら人として何を得るのでもなく、心にも身体にもガタの集積を果たしただけだ。それに引き換えBittyはどうだい、えぇ…。あの歌いっぷり。最高だったねぇ…。甘味に少しばかり渋みがさしていっそう甘くなってたよ。
■Bitty McLean with Home Grownの「Lately」、サビだけ原曲(Stevie Wonder)のコード進行の形にしてあって感涙した。Taxi Riddimで浮遊していたヒラ歌がサビで結晶する感じ、時間が止まったようだった。「Lately」はアルバム「Hotter Than July」の中ではあまり好きではなかった曲なのに、Bitty McLeanのTaxi Riddimで好きになった。そこにライヴで原曲の要素が戻されて泣かされるというのは、何なのだろう。「Lately」を初めて聴いたのなんて、1980年なんだぜ…。
2015年11月08日
Bee Gees / Spirits Having Flown
1. Tragedy
2. Too Much Heaven
3. Love You Inside Out
4. Reaching Out
5. Spirits (Having Flown)
Side B
1. Search, Find
2. Stop (Think Again)
3. Living Together
4. I'm Satisfied
5. Until
■「哀愁のトラジディ」、「失われた愛の世界」、「ラヴ・ユー・インサイド・アウト」…。どれも当時は、またビージーズか、と思うほど繰り返し流れていた。夜よくラジオで聴かされた。ヒットし過ぎていて嫌になるってのもまあ若かったんだろう。それも出会い方だ。むしろ、いつの間に自分の中で評価が覆り高まったのか、よくわからない。いつの間に気付いたのか。いつの間にひれ伏したのか。「Too Much Heaven」、いい曲過ぎるでしょ…。若かった、の一言でどうにかなる話でもない気がしてきた。
Youtube --- Bee Gees / Too Much Heaven
Youtube --- Bee Gees / Love You Inside Out
Youtube --- Bee Gees / Tragedy
■どういうあれでファイスト(Feist)とチリー・ゴンザレス(Chilly Gonzales)は「Love You Inside Out」を選んだのか知りたいよね。このカヴァーは本当にいい。ゴンザレスが何者なのか今もよく知らないけど、只者ではない。当然か。
Youtube --- Feist / Inside and Out
■ギブ兄弟にもいろいろあった。時間が流れて今はもうバリー・ギブ(Barry Gibb)しかいない。俺は夜中に布団の中で「またビージーズか」と思いながら聴いた、あの頃を思い出したりしながらこんなブログを書いたりしながらまたビージーズを聴いている。俺にも時間が流れた。
2015年08月19日
Al Green / I Can't Stop
1. I Can't Stop
2. Play To Win
3. Rainin' In My Heart
Side B
1. I've Been Waitin' On You
2. You
3. Not Tonight
Side C
1. Million To One
2. My Problem Is You
3. I'd Still Choose You
Side D
1. I've Been Thinkin' Bout You
2. I'd Write A Letter
3. Too Many
■アル・グリーンという人もまあ不安定感アルにはアルけど、マーヴィン・ゲイやダニー・ハサウェイなんかとはまた一味違うでしょ。不安定感にも力強さがアル。どうかね。だって、なにしろまだ現役なんだぜなんだし。現役どころかこの有様だし。2003年のこれ「I Can't Stop」から始まるブルー・ノート期のアル・グリーンは、なんだこりゃ!でしょ。出す毎にに最高を更新する男。私がおかしな人間だと思うかい?ってWPで聞き手に訊いてたけど、ああおかしいよ。おかしい。変だ。まーあの話の流れと違うけどな。でも変に決まってる。
■とか言っておきながらも俺がいちばん好きなのは未だに「Simply Beautiful」だ。2008年に「Lay It Down」出してからご無沙汰しておりますがアル・グリーンさん! ご健勝でいらっしゃアルことはバレてんです、インターネット時代だから。だから早くまた次を。パクリでもいい。「Simply Beautiful」っぽいやつ一曲頼むぜ。痛いところに刺さる声で俺を殺してくれ。何度も殺してくれ。そんなふうに思うのでアル。
Youtube --- Al Green / I Can't Stop
■来日、まだ?
2012年11月10日
Johnny Clarke/Enter Into His Gates With Praise
1. Enter Into His Gates With Praise
2. None Shall Escape The Judgement
3. Move Up Rasta Man
4. Jah Jah We Are Waiting Upon You
5. Don't Talk Too Much
6. If You Should Lose Me
7. Left With A Broken Heart
Side 2
1. You Are My Woman
2. Walk Away
3. My Desire
4. Hey Girl Don't Bother Me
5. True Believer In Love
6. Please Don't Go
7. In Paradise
■バニー・リー(Bunny "Striker" Lee)、どうしてるかな。もう70歳を越してるでしょう。元気にしてるんかな。しててほしいね。聴いてたらふとそんなことを思った、ジョニー・クラーク1975年のアルバム「Enter Into His Gates With Praise」。このジャケットデザイン、Jah RastafariっていうよりBlaxploitationの雰囲気あるけどそんなつもりあったのかしら。中身はトラックリストのとおり、Jahな曲もアメリカンポップスなんかのカヴァーも構わず突っ込むありがちなあれなんだけども。しかし…。これも全部キング・タビー(King Tubby)のスタジオのトイレで歌録りしたのかね。その実際を想像すると笑けてくる。笑けた後で真顔になる。
■前にも書いた気がするけどジョニクラ、俺は甘めな曲歌ったほうが好きだから「Walk Away」や「My Desire」、「Left With A Broken Heart」なんかが聴けるのはうれしい。ジョニー・クラークで、フライング・シンバルで、「Left With A Broken Heart」、いいなあ。とかなんとか言いながら「Move Up Rasta Man(Move Out A Babylon)」が一番だな!
Youtube --- Johnny Clarke/Move Up Rasta Man
カヴァーするのにどうしてこう、タイトルまで変えちゃうのかね。よくあることだけど。適当なのか理由あってなのか。「If You Should Lose Me」、もとは「You'll Lose A Good Thing」。
Youtube --- Barbara Lynn/You'll Lose A Good Thing
Youtube --- Matt Monro/Walk Away
「Walk Away」はジョン・ホルトのが良いと思う。
Youtube --- John Holt/Walk Away
クリークスの「My Desire」もねぇ。オリジナル酔いよねぇ。
Youtube --- The Cliques /My Desire
Youtube --- Jackie Edwards & Millie Small/My Desire
そしてThe Tamsね!
Youtube --- The Tams/Hey Girl Don't Bother Me
Youtube --- Johnny Clarke/Hey Girl Don't Bother Me
Youtube貼りすぎ(笑)
でも…、
全部、必ず聴くのこと!
2012年11月06日
The Tams/Hey Girl Don't Bother Me!
1. Weep Little Girl
2. Go Away Little Girl
3. What Kind Of Girl Are You?
4. Hey Little Girl
5. Why Did My Little Girl Cry?
6. Hey Girl Don't Bother Me
Side 2
1. Silly Little Girl
2. Candy
3. My Lady Elaina
4. Melancholy Baby
5. She's Funny That Way
6. Anna (Go To Him)
■ザ・タムス、1964年の「Hey Girl Don't Bother Me!」。Little Girl過ぎるアルバムである。しかし、さすがに「Go Away Little Girl」は最高だなー。written by Gerry Goffin&Carole King。“When you are near me like this You're much too hard to resist So, go away, little girl, before I beg you to stay ♪”んとこのキャロル節。切ねーな。ちょっとハスキーでかすれたジョセフ・ポープ(Joseph Pope)のリードに野太いコーラスの5声で歌い上げるザ・タムス。軽くてよい。
でもタムスのYoutubeにないから本人のデモ・ヴァージョンで…ってこの音源は何だ?
Youtube --- Carole King/Go Away Little Girl
最高過ぎてタムスに戻れない感じになる、
■ってところを戻すのがアルバムタイトル曲の「Hey Girl Don't Bother Me」なんだな。で、これ誰が書いてんのかと思ったらまたレイ・ウィットリー(Ray Whitley)なのね。カントリー方面の。と思ったらこのアルバム、「Presenting」と同年リリースだった。タムスとウィットリーの蜜月時代だったんだろうか。
Youtube --- The Tams/Hey Girl Don't Bother Me
「Presenting」と同じようにバックの音がね、軽さというか乾燥の度合いが何ともいえない。タムス音源の良さは、タムスの人たちには失礼かもしれないけどこのバッキングによるところがとても大きい。黒くないなあって思うけど当時はビルボードのR&Bチャート上位に入ってたわけで。
デルロイ・ウィルソンのも聴きましょう。
Youtube --- Delroy Wilson/Hey Girl Don't Bother Me
これもよいでしょ。
Youtube --- The Tams/Silly Little Girl
んー。よい。言いたいことはそれだけだ。
よい。
2012年11月03日
Nina Simone/Baltimore
1. Baltimore
2. Everything Must Change
3. The Family
4. My Father
Side 2
5. Music For Lovers
6. Rich Girl
7. That's All I Want From You
8. Forget
9. Balm In Gilead
10. If You Pray Right
■1978年の「Baltimore」。「ニーナ・シモン自伝 ひとりぼっちの戦い」には、クリード・テイラー(Creed Taylor)からオファーがあったこと、レコーディングが“それほど楽しくなかった”こと、キャリアのためにはやっておこうと思ったことが書かれている。“楽しくなかった”ではなく“それほど楽しくなかった”のだから一応安堵。しかしクリード・テイラー自身が“心の準備ができていなかった”と後述しているのはニーナ・シモンへの賛辞を込めたことに違いないが、悪く取ろうとすれば思い当たるところがないでもないので困る。バッキングを消して聴いてみたい…。とか、違うアレンジ、違うミキシングで聴いてみたい…、とかブログに書いてしまいたいがそこは当たり障りのないように配慮しなければ? さらには逆にこの同じトラックでレイ・チャールズ(Ray Charles)が歌っていたらどうなっていたか、とか。
■レゲエ調の曲が3つもあるのはどうしたことか。ランディ・ニューマン(Randy Newman)作の「Baltimore」好きだけど、「Forget」のがいいな俺は。「Forget」についてはデヴィッド・マシューズ(David Matthews)にありがとうと言いたい。とてもいい曲だ。
Youtube --- Nina Simone/Forget
Written by Rocky "Cole" Coluccio, David Matthews.
“Forget the harm I caused you
Forget the times I crossed you
And other things I did when I lost you
But remember me when you forget
But remember me when you forget”
2010年11月16日
The Tams/Presenting
1. You Lied to Your Daddy
2. Do I Worry
3. Close to Me
4. Standing In
5. Riding for a Fall
6. Laugh It Off
Side 2
1. It's All Right (You're Just in Love)
2. Got to Get Used to a Broken Heart
3. You Might as Well Forget Him
4. Dancing Mood
5. It's All Right
6. What Kind of Fool (Do You Think I Am)
■ザ・タムス、1964年のアルバム「Presenting The Tams」。これも何年探したかな。やっと見つけた。半分くらいは曲を知っていたし持っているのもあったから、いいのはわかっていたけれど。こんなにいいとは。この頃家に帰ると聴いている。毎日。
■そもそもはジョン・ホルト(John Holt)の歌う「Riding for a Fall」が好きで、例によってオリジナルを追ったらタムスだった。それからタムスのアルバムを見たら救出していたのだけれど。これまで数枚聴いてきてどれもよかったけど、この「Presenting」はいちばんいいかもしれない。ソウルもレゲエも聴く耳に “ロックステディなソウル” がたまらない響き。ロックステディな、というのはもちろん話が逆だね。でもそういう聴き方になってしまう。
■聴いてるとなるほどジャマイカンに好かれそうな音だし、好かれそうな曲ばかり。というか、収録曲をあらためて見てたらこれ、ジャマイカでカヴァーされてるの1曲2曲じゃないじゃん。エライことだ、と思って調べ始めたら、石川さんが書いてらっしゃいました。やはり…。あの曲もこの曲も状態。たまらんワケです。
■アトランタのR&Bグループでメンバーチェンジしながら今も活動している(!)ってことくらいしか知らないし、ビーチミュージックの何たるかもよくわからない。でもまあいいか。ドゥ・ワップを基盤としたコーラスワークもいいが、これも石川さんが指摘済みで真似になってしまうけどバックの音がなんとも味わい深いんだよね。演奏そのもの、フレージングも各楽器の音質も。全体的なバランスも。
■あと気になるのが、このアルバム中5曲もがレイ・ウィットリー(Ray Whitley)というカントリー歌手によって作られていること。レイ・ウィットリー…。どうも有名な人らしいんだが、知らない…。追わなければならないのだろうか。カントリー方面、滅法弱い…。でも実はタムスの他のアルバムでも登場するレイ。しかもそれがまたレゲエがらみで重要ときた。きりがないね。
You Tube --- The Tams/Riding for a Fall
You Tube --- John Holt/Riding for a Fall
You Tube --- The Tams/Dancing Mood
You Tube --- Delroy Wilson/Dancing Mood
ツイートしてたりヽ( ´ー`)ノ
sika_50 on Twitter
2010年06月23日
Soul Power
■そんじょそこらのJBファンには勝てないと思っている。でもJBファンだ。映画「ソウル・パワー」は皆観ただろうし観るだろうから内容についてはあれだけれども、最終的にJBに泣かされた。いや普通泣くのかどうか知らないが。少なくとも今日劇場で泣いていたのは自分だけだったが。場内が明るくなったとき慌てて顔を伏せた。あの男は凄い。あのオッサンにはかなわない。新たに思い知らされた。
sika_50: GFOS。まさか「ソウル・パワー」観て泣くとは思わなかったよ。いやもう、JBの元気な姿見てたら泣けて泣けて。悲しいんじゃなくて、なんだかよくわからないんだが、鼻水も出て。お客は10人程。俺だけ泣いてて、明かりがついたときヤバかった。80年代の来日観たときよりやられた!!
sika_50: GFOS。そうですね! そう申して頂いてやっとわかった…。嬉し泣きなんて久しいもんだからw BBとか皆よかったけど、JBにはホントに…。それにしても映画が短い。完全版として10時間程度の編集希望。と、ボヨ氏にお伝え下さい。
Godfather of Soul ...
■James Brown with Fred Wesley&The JB'sってことは、あのベース、Fred Thomasだったのかな。
You Tube --- 映画『ソウル・パワー』予告編
ツイートしてたりヽ( ´ー`)ノ
sika_50 on Twitter
2010年06月12日
Eddie Kendricks/People... Hold On
1. If You Let Me
2. Let Me Run Into Your Lonely Heart
3. Day By Day
4. Girl You Need A Change Of Mind
5. Someday We'll Have A Better World
Side 2
1. My People... Hold On
2. Date With The Rain
3. Eddie's Love
4. I'm On The Sideline
5. Just Memories
■エディ自身も、プロデューサーのフランク・ウィルソン(Frank Wilson)もあっと言う間に精進した。1stだってなかなかどうしてなのだが、この飛躍発達成長昇華は何であるか。何ですか素晴らしい。深めのリヴァーブもいい塩梅、MIXには相当の気合を感じるわけだがそんなこたどうだか。楽しくやった、それだけかも知れんし。を、踏まえて聴く「My People... Hold On」。あなたは如何。
You Tube --- Eddie Kendricks/My People... Hold On
なんつうか、モータウンでMaggot Brainな味わいを出すとかそういう…。
You Tube --- Eddie Kendricks/Date With The Rain
若いときにこれ聴いて殺られた。タッタカドコ!
この曲だけボビー・ミラー(Bobby Miller)プロデュース。Chess系の人かな…。
いい曲!
聴きながら、これ書きながら、座ったまま眠ってたw
追加ーーーー!(6/12)
You Tube --- Eddie Kendricks/Girl You Need A Change Of Mind
You Tube --- D'angelo/Girl You Need A Change Of Mind
D'angelo君。新作はどうなってますか…?
ツイートしてたり、してなかったりヽ( ´ー`)ノ
sika_50 on Twitter
2010年05月26日
Eddie Kendricks/All By Myself
1. Let's Go Back To Day One
2. This Used To Be The Home Of Johnnie Mae
3. I Did It All For You
4. It's So Hard For Me To Say Good-Bye
Side 2
1. Something's Burning
2. Can I
3. Didn't We
■テンプス(The Temptations)のメンバーそろった写真見ると、やっぱり出てくる奴(失礼!)は面構えが、顔が違うと思うんだよね。まあ後から言うのは誰でも言えるんだけど、エディ・ケンドリックスとデヴィッド・ラフィン(David Ruffin)はそういう感じ。顔が違う。どっちもワルッぽい。デヴィッド・ラフィンはあのメガネで軟らかくなってるのかなってないのかよくわからないんだが、エディケンは明瞭です。ワルですね。そしてクール。まったく、50やそこらで居なくなるなよ。だよ。
■そんな(どんな?)エディ・ケンドリックス、1971年のファースト・ソロアルバム「All By Myself」なんだが。翌年の大名盤「People...Hold On」はこういう過程を経てのものだとよくわかる。そらもう勝手にわからせてもらう。カッコイイ野望の空回りだったりする。そしてそれは絶対に必要な(なんだかグーグルの[ このページを訳す ]みたいな日本語になってきたが…)。スローな曲をベタつかせないのは、ドライでふてぶてしいファルセットのちからか。いや地声もよくってね。「This Used To Be The Home Of Johnnie Mae」とか「Can I」スッと歌えるわけ。ワルだね。じゃなきゃ無理だ。よくわからない話で申し訳ないんだが。
つづく
(嘘)
You Tube --- Eddie Kendricks/Can I
このアルバムで最長。6分を越える大作。妙な構成がカッコイイ。
You Tube --- Eddie Kendricks/It's So Hard For Me To Say Good-Bye
いつも思うんだけど、ソウル・トレインて何故口パクだったのかね?
生歌録ってたら凄かっただろうに。
ツイートしてたり、してなかったりヽ( ´ー`)ノ
sika_50 on Twitter
2010年05月12日
Lamont Dozier/Working On You
1. Cool Me Out
2. Why (Aint My Love Enough)
3. Nobody Told Me
4. Too Little Too Long
5. Playing For Keeps
Side 2
1. Interlude
2. (You Got Me) Wired Up
3. Starting Over (We've Made The Necessary Changes)
4. Working On You
5. Chained To Your Love
6. You Made Me A Believer
■ラモン・ドジャー、1981年のアルバム「Working On You」。ジャケ画像が妙なことに水色がかってしまった。本当は白い。まあいいか、とそのまま行ってしまうが、気になる方はすみませんが気にしないで下さい。
■ラモン・ドジャーというとH-D-H時代の数ある名曲。ソロとなるとどうしても「Why Can't We Be Lovers」なんだが、といってもそれも結局H-D-Hなんだが、そんな感じなんだが、H-D-HじゃないラモンもいいですねTAKAOさん! 程よくAORなのもいいがちょいエロなのもいい。そう、ちょいエロでしたよTAKAOさん。いやちょいじゃないかも。「(You Got Me) Wired Up」が玉乱。「Interlude」置くだけのことあるね。で、「Starting Over (We've Made The Necessary Changes)」でしょ。この曲リオン・ウェアとすごく近い。べつに真似もしないだろうけど、何かあるのかな。面白い。Side 2のこの流れはかなり気持ちいい。Side 1は「Why (Aint My Love Enough)」ヤバし。合いの手の“Why!”が刺さるよ。シンセのソロが81年で照れるのも味。なんだかジョージ・ベンソン(George Benson)の「Turn Your Love Around」聴きたくなってきた。
ズレたか。何か。
You Tube --- Lamont Dozier/Why (Aint My Love Enough)
You Tube --- Lamont Dozier/(You Got Me) Wired Up
しかしなんでミュージシャンの名前記載しないかな…。誰このベース…?
ツイートしてたり、してなかったりヽ( ´ー`)ノ
sika_50 on Twitter
2010年03月07日
If This World Were Mine
sika_50: ブログでも触れたが、Marvin Gaye作でTammi Terrellと歌った「If This World Were Mine」は、後の作風を感じさせる名曲。http://www.youtube.com/watch?v=klGPUECHXzY
sika_50: 「If This World Were Mine」はGeneral Crookというコスプレおっさんも歌っている。格好は珍妙だが真っ当なカヴァーぶり。LPを見つけたことはあるが高額で断念した。http://www.youtube.com/watch?v=WFaJScnPW0c
sika_50: Smokey robinson & The Miraclesの「If This World Were Mine」。さすがにハズさない、どころか見事にSmokeyのテイスト。http://www.youtube.com/watch?v=50GxViPFIyA
sika_50: Dennis Brownとなるとカヴァーと言っていいのかどうか。「If This World Was Mine」となっていたりもする。Revolution riddim。http://www.youtube.com/watch?v=EWJZWZOA-po
sika_50: Revolution riddimについてはkillamanmideeさんからブログへのコメントで“JOHN HOLTの「LEFT WITH A BROKEN HEART」のイントロから4小節のベースパターンがこの「REVOLUTION」オケの元ネタ”と教えて頂いた。
sika_50: 面白いことだ。John Holtの「Left With A Broken Heart」はFour Topsのカヴァー。ということは、Motownの曲を源とするriddimが巡り巡ってDennis BrownのところでまたMotownの曲と融合したわけだ。
sika_50: 「If This World Were Mine」のカヴァーはBob & Geneが素晴らしい。Bob & Geneについて詳しく知らないが、2007年に発掘音源が出て、これが入っていた。http://www.youtube.com/watch?v=lz5VnTA_Scg
You Tube --- Bob & Gene/If This World Were Mine
sika_50: Bob & Gene「If This World Were Mine」の何とも親しげな音! 何かに近いと思ったら、ロックステディだね。もちろん同じではないけれど、感触が似てる。アメリカの発掘屋たちに感謝!
Marvin Gaye & Tammi Terrell/United
ツイートしてたりヽ( ´ー`)ノ
sika_50 on Twitter
2010年03月06日
Marvin Gaye & Tammi Terrell/United
1. Ain't No Mountain High Enough
2. You Got What It Takes
3. If I Could Build My Whole World Around You
4. Somethin' Stupid
5. Your Precious Love
6. Hold Me Oh My Darling
Side 2
1. Two Can Have a Party
2. Little Ole Boy, Little Ole Girl
3. If This World Were Mine
4. Sad Wedding
5. Give a Little Love
6. Oh How I Miss You
■マーヴィン・ゲイとタミー・テレル、1967年のアルバム「United」。暗さのないマーヴィンはマーヴィンじゃない。と、言いたいところだが、これには敵わない。歯の浮くような言葉に興がさめないのは曲がいいだけじゃない、タミー・テレルとの相性がとにかくいい、それがあるんだろう。正気になる隙がないというか、力で押し切られてしまう。まだ聴いてなくて、これから「Ain't No Mountain High Enough」聴くというひとの体験するであろうメクルメク幸福感を想像するとちょっとニヤけてしまう。
■「Ain't No Mountain High Enough」がアシュフォード&シンプソン(Ashford & Simpson)作なのは未だに違和感がある。「Your Precious Love」は “らしい” と思うのだが。と言われても本人達も困るとは思うのだが。どちらも、目を閉じただけでなく、瞼をおさえてク〜と唸りたくなるほどの美曲。スローな「If This World Were Mine」はマーヴィン作。後のアルバム「Let's Get It On」、「Midnight Love」につながる気配が出てきている。アレンジ変えたらどちらに入れてもいい曲になる。「If I Could Build My Whole World Around You」は甘過ぎないところがまたいいんだが、これ、スリム・スミス(Slim Smith)の「Build My World Around You」の元らしいと知ったのはごく最近。
You Tube --- Marvin Gaye & Tammi Terrell/Ain't No Mountain High Enough
こんなに予定調和的なのに、何度も聴いてるのにどーしてもこみ上げてしまう曲も珍しい…。
You Tube --- Amy Winehouse/Tears Dry On Their Own
Ain't No Mountain High Enoughリディムの傑作!
You Tube --- Diana Ross/Ain't No Mountain High Enough(Alternate Mix)
Slim Smith/Early Days
ツイートしてたりヽ( ´ー`)ノ
sika_50 on Twitter