books
2006年11月18日
書籍版「RUFFN' TUFF」読了。
■「ラフン・タフ―ジャマイカン・ミュージックの創造者たち」、主に電車の中で少しずつ読み進んでの読了。面白かったな〜。
■帯にあるとおり“スカ、ロック・ステディ、レゲエ ジャマイカ音楽の誕生と変遷をめぐる証言集”ってことで、ジャマイカ音楽の創成期から今までを知るいずれも重要なシンガーやDJ、ミュージシャンらの思い出し話と音楽によせる想いが集録されている。まあしかし、謎の多いジャマイカ音楽(と僕は思うんですが)について、へぇ〜そうだったんだ!! と何かが物凄く明らかになった瞬間があったかと思えば逆に謎が深まるような部分もありで、その全部がまるごと面白かった。どっちにしてもジャマイカ音楽の過去ってのは豊かで怪しくて、なんていうのかな〜、冒険活劇に似た魅力があるなぁ。うまく言えてないが。こないだ読んだ雑誌「remix」のU-ROYインタビューでも書いてあったけど、トレジャー・アイルのデューク・リードなんてスタジオで本当にしょっちゅう拳銃ぶっぱなすわけでしょ。それで天井が穴だらけってどういう…。
■あ、話がそれてきた。いや、それてないか。どうだろう。で、グラディ、ストレンジャー・コール、アルトン・エリス、ジョン・ホルト〜(まだまだたくさん出てくる)と馴染み深いそうそうたるビッグ・マンたちのお話がまた気持ちのよい“俺様話”で。あんなふうに自分を持ってるってかっこいいよね。ちょい悪オヤジとかなんとか、よくわからんが、ああいうのはつまらない。まああれは商売だし、関係ないといえば関係ないが。ええと、で、俺様なのに謙虚なんだな。神様に対して、人に対して。
■あとやっぱり気になるのはジャマイカの、とくにゲットーでの治安の悪化。かなり悪くなっているみたい。こういう話を聞くとどうしてもグローバリズム、ネオリベラリズムといった問題を考えざるを得ないのかな。好きな音楽の中にもこの腹立たしい問題が割り込んでくるのは悲しいことだが、どっちにしろ無関係でいられることでもないしな。ここニッポンだってそれでこんなひどくなってるわけだから。好きな音楽のためにも考えねばならない、ということならある意味考え甲斐があるともいえる。飛躍して聞こえるかもしれないけれど、僕の中では、音楽を好きであることと今のニッポンの政権を支持できないことは矛盾なく直結している。
■さて、あとは映画を観に行くだけだな。なかなか渋谷に挑む勇気が出ないが、もたもたしてると終わってしまう。行かなきゃ。
2006年11月15日
レココレ。
■ものすごく久しぶりに「レコード・コレクターズ」を購入。表紙が例の、ビートルズの「LOVE」だったのがいけなかった。もうずっと買わないできてたのなぁ。
■普通にしてても頭の中は欲しいレコードやCDのことでいっぱいなんである。とくに調べてなくたって、ショップを巡れば“必要なもの”に出会ってしまう。だいたいこのインターネットだって誘惑に満ちてるし。その上「レコード・コレクターズ」や「ミュージック・マガジン」なんて危険なものまで読んでいたらこれは身がもたない、てんでスパッと買うのやめていたのだ。
■でもめくり始めたら面白い(泣)メインの「LOVE」の他、ジョージー・フェイム、ムーン・ライダーズ、吉田美奈子…。た、たのしいじゃないか(危) そして巻末のレビュー群、そして広告ページも…。助からん。悪魔だね悪魔。有害図書だ。
■いやわかってます。わかってますともさ。レココレが悪いんじゃない。レコード、CDが悪いわけでもない。自分の物欲煩悩が悪いのであります。というか、とりあえず
滝にでも打たれたい。
■普通にしてても頭の中は欲しいレコードやCDのことでいっぱいなんである。とくに調べてなくたって、ショップを巡れば“必要なもの”に出会ってしまう。だいたいこのインターネットだって誘惑に満ちてるし。その上「レコード・コレクターズ」や「ミュージック・マガジン」なんて危険なものまで読んでいたらこれは身がもたない、てんでスパッと買うのやめていたのだ。
■でもめくり始めたら面白い(泣)メインの「LOVE」の他、ジョージー・フェイム、ムーン・ライダーズ、吉田美奈子…。た、たのしいじゃないか(危) そして巻末のレビュー群、そして広告ページも…。助からん。悪魔だね悪魔。有害図書だ。
■いやわかってます。わかってますともさ。レココレが悪いんじゃない。レコード、CDが悪いわけでもない。自分の物欲煩悩が悪いのであります。というか、とりあえず
滝にでも打たれたい。
2006年06月04日
ボブ・マーリィの本
■休みがな〜い。しかも、いつ休みがとれるのかもわからない。こうなってくるともう、休みを意識しない、考えないでやるしかないなぁ。まあ、なるようになるんでしょう。
■今日仕事の昼休みに走って紀伊国屋書店へ。KENSUKEさん、naoさんのブログで紹介されてた本「全曲解説シリーズ ボブ・マーリィ」を買ってきた。で、今晩は「AFRICAN HERBSMAN」聴きながらこの本をパラパラと。すごい・・・。ホントに1曲ごとに解説してる(笑) それも、とても濃い興味深い内容。楽しい! 仕事の疲れも忘れちゃいますね、これは。
●こちらのブログさんで紹介されてます。
studio uprising blog(KENSUKEさん)
UPSETTING!-レゲエブログ-レゲエな日々(naoさん)
2005年12月23日
定本 リー“スクラッチ”ペリー
■昼間なんの気なしに入った書店。音楽書のコーナーで平積みになっていたこれを見つけて“うわ!”と声が出た。リットーミュージックさん、えらいもん出してくれましたね(泣) むぅ…、アルバムごとに★五つで評価するとはなかなか大それた所業である。とはいえ散乱する作品群やらなんやらをここまで整頓したことは明らかに快挙、ありがたく拝読したい。過去の貴重な雑誌記事(読みたかったものが収められていた!)等、ディスク評以外の資料も(というかむしろそっちのほうがとくに)うれしい!
amazonです→定本 リー“スクラッチ”ペリー―THE ULTIMATE GUIDE FOR ALL SCRATCH FREAKS
2005年04月16日
ヤギヤスオ/るつぼな下北沢日記
るつぼな下北沢日記
適当にページを開いて、出ている単語をいくつか並べてみよう。
【カエターノ・ヴェローゾ、ラ・カーニャ、リキッド・ルーム、MILK、
たま、マンダラ、ハイ・ポジ、スリル、さねよしいさ子、細野晴臣、
レス・バクスター、マーティン・デニー、リトル・フィート……】
このくらいで勘弁してもらおうかな。
たくさん出てくる。いろんな人が。
ヤギヤスオの名前を知らなくても、彼が描いたレコードジャケット
を見ている人は多いはずだ。
この本はそのイラストレーター、ヤギヤスオが雑誌「Quick Japan」
27〜34号に載せた“のんだくれ日記”であり“落下日記”であり
“道楽日記”であり“業界交友日記”である。
コアな音楽ファン、とくに日本のポップ・ミュージックが好きなら
世田谷区下北沢を舞台としたミュージシャンたちの関わりを楽しむ
ことができるだろう。
“落下日記”と書いたが、この日記の大半は楽しく時々センチに
過ぎていくのだが、終盤になって暗転をみせる。生活が破綻し、
好きなレコードも売り払わねばならなくなり、都落ちを余儀なく
される。
きらびやかにもみえるシモキタコネクションのパーティなムード
との落差に驚かされる。
ヤギヤスオさんの仕事↓
トロピカルダンディー 細野晴臣 M.Gordon 矢野誠 日本クラウン 2000-12-16 by G-Tools |
Ah 青山陽一 DAIKI 2001-12-18 by G-Tools |
この~!!(もうがまんできない) JAGATARA BMGファンハウス 2005-02-09 by G-Tools |
ゴー BO GUMBOS ERJ 2000-07-19 by G-Tools |