ラヴァーズ

2009年04月29日

Bitty Mclean/Movin' On

movin' on
















■ビティ・マクリーンのニュー・アルバム「Movin' On」が我が家で大ヒット中。バックがアンティーク調じゃなくてもやれるんだぜ、おいおい、まさかまたトミー・マクック(Tommy Mccook & The Supersonics)でいくとでも思ってたのかい? とまあラヴァーズの貴公子ビティにしては妙に不良な台詞で似合わないんだが、妄想上のこと(私の脳内の)なので勘弁して下さい。つまりそれくらい前作(「On Bond Street」)とは違う。今回はアルバム全体が80'sな感触。これはたくらんだのだろうね、スラロビ(Sly and Robbie)と。

■オリジナルでは「Games With Love」がたまらなく胸キュン。胸キュンって感覚まだ自分にもあったんだな、と(笑) 照れてる場合じゃないんだが。若人にはこれ聴いて泣いてほしい。「Lost Love」はもっと切なく。こういう曲、日本ではできにくいね。もっと泣きが入って湿っちゃう。レゲエの要素を外してジョージ・マイケル(George Michael)が歌ってもいい感じになりそう。びっくりなのはА↓┐搬海ルーツ・チューン。「Jahovia」ではジョニー・オズボーン(Johnny Osbourne)を招来。ちょっとビティには悪いが貫禄が違う。「Plead My Cause」は「Guess Who’s Coming To Dinner」のリメイク・リディムってことだけで単純に感動。このベースライン…。

(※訂正&追加&お礼 --- KENSUKEさんにコメント頂いて発覚したというか思い出したというか、「Jahovia」はジョニー・オズボーンですでにある曲でした。つまりビティのこのアルバムでは、リディムをIni Kamoze「Trouble You A Trouble Me」のリメイクでカヴァー、そこに本人さんのジョニー・オズボーンを呼んだ、ということか…。これだからレゲエは。素材と再構築の有りようが楽しすぎる。KENSUKEさん、ありがとうございます)


↑ をYou Tubeで補足(5/14、大安)。

ジョニー・オズボーンの「Jahovia」を





アイニ・カモーゼの「Trouble You A Trouble Me」リディムで





ビティ・マクリーンとジョニー・オズボーン(本人)が歌ってる



というわけですね。


■お楽しみのカヴァー、まずはボビー・ウーマック(Bobby Womack)の「You're Welcome, Stop On By」。メロウ&スムーズ。これがいちばん80年代的に聴こえる。スラロビらしい“ポー”音が効いてる。続くいリロイ・ハトソン(Leroy Hutson )「So In Love With You」のカヴァーで「So In Love」。これは聴く前に曲目見た時点でビティ・マクリーンにぴったり、いかにも選びそうだと思っていた。やはりよく似合う。オーティス・レディング(Otis Redding)を2曲も演ってるんだがどっちも凄くいい。でもスティーヴィーの「Lately」がいいねやっぱり。Taxiのリメイク・リディムってのがなんとも。この浮遊感はたまらないな。


■毎度のことながらGWって何? な生活で仕事ばっかりなのでこういう栄養摂らないと切り抜けられません。間違っても“何連休?”とか訊かないで下さい(笑)っていうか(涙)


tlack list

1. Games With Love
2. Got To Let Go
3. You're Welcome, Stop On By
4. So In Love
5. Lost Love
6. Try A Little Tenderness
7. Jahovia
8. Plead My Cause
9. For You I Won't Cry
10. The Real Thing
11. Come To Me
12. Daddy's Home
13. One Of A Kind
14. Lately
15. All That I Have
16. Let Them Talk
17. Movin’Dub


過去の記事。
BITTY McLEAN/LATELY

BITTY McLEAN/WALK AWAY FROM LOVE


You Tube巡ってたらこんなものが。
ランキンさん“Zungguzunggugu Bitty Bitty♪”“ポーニョポニョポニョ♪”って(笑)



Tower Recordsさんで試聴→http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1901536&GOODS_SORT_CD=101






sika_50_50 at 23:02|PermalinkComments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年03月06日

Barry Biggs/Side Show

Side ShowSide 1
1. Side Show
2. What Will My Mary Say
3. You Are My Life
4. Goodnight My Love
5. I'll Be Back
6. Work All Day


Side 2
1. You'll Never Get To Heaven
2. Sweetest Little Thing
3. Lonely Girl
4. That Girl I Knew
5. Your Kiss Is Sweet
6. The Road Is Rough


■終末(週末)。なのでちょっと燃料入りで失礼。バリー・ビッグスが甘い! 甘すぎる。ジョン・ホルト(John Holt)の甘物の場合は、ジョン・ホルトの声にじつは“引っかかり”があるので、トラックがいくら甘ったるくても何処かに苦味とか塩っけが潜んでいて、それで安定感がある。ような気がする。それと比べるとバリー・ビッグスは本当に甘い。徹底して“かど”がないし、浮遊感たっぷり。ここまでやると男前だな。逆に。

■1977年のアルバム「Side Show」。Dynamic Soundsから出ている「Mr.Biggs」のオランダ盤(Pink Elephant)。「Mr.Biggs」のジャケがたまらないんだけどね。 オランダ盤もなかなか味わい深いな、と思っての入手。ジャケットはいくらか渋く決まっているんだが、音は紛れもないバリー。1曲目「Side Show」からして非現実的。これ大音量で聴いてみたい。由来がわからないが、ブルージーな「Work All Day」がこのアルバムの中で浮いている感じ。で、いい。好みの曲調だからかな。バカラック(Burt Bacharach)ファンとしては当然「You'll Never Get To Heaven (If You Break My Heart)」にも大喜び。これはね。曲が良すぎるでしょ…。 「Lonely Girl」についてはRock a Shackaさんがグレン・アダムズ(Glen Adams)のテイクに触れてこう書いている。

“後にジャマイカではバリー・ビッグスやジョン・ホルト等が歌ったマスターピース。ジョンやバリーが男の色気、哀愁を封じ込めたのに比べ、このヴァージョンはそういったいやらしさを微塵も感じさせない”
(引用元 http://www.rock-a-shacka.com/release/vol_14.html)

あははは。“そういったいやらしさ”って(笑) いやしかし、たしかにグレン・アダムズのはいい。あの男っぽさ。それはわかる。でもね、


“封じ込め”もなかなかいいもんです。



ジャケがたまらない「Mr.Biggs」はSTUDIO UPRISINGさんで
http://studio-uprising.net/blog/archives/2005/12/barry_biggs.html



You Tube --- Barry Biggs/Side Show



You Tube --- Blue Magic/Side Show

1974年。ブルー・マジックのオリジナル。




You Tube --- Barry Biggs/Work All Day



You Tube --- Barry Biggs/Lonely Girl












sika_50_50 at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年04月11日

BOB & MARCIA/YOUNG GIFTED AND BLACK

young gifted and black■ジャケット写真の仲むつまじいお二人、ボブ・アンディとマーシャ・グリフィス(BOB ANDY AND MARCIA GRIFFITHS)のアルバム「YOUNG GIFTED AND BLACK」。とくにマーシャ・グリフィスのこの笑顔ね。こうも幸せそうに撮られたジャケットもなかなかないんでないの?  

■音のほうもそんな幸福感がたっぷり詰め込まれていて、仲良しならではの雰囲気。でもこのアルバムのすごくいいのは甘さでベタベタしすぎてないことだ。そのへんのバランスが絶妙。アシュフォード&シンプソン(ASHFORD & SIMPSON)の曲を2曲(「AIN'T NOTHING BUT THE REAL THING」、「ONION SONG」)も演ってるんだけど、アシュフォード&シンプソン本人たちが歌うと凄いからね…。初めて映像つきで聴いたときはちょっと、あまりの濃さに唖然としたおぼえがある。もっともボブ&マーシャが聴いたのはマーヴィン・ゲイ&タミー・テレル(MARVIN GAYE & TAMMI TERRELL)のヴァージョンなんだろう。「ONION SONG」なんかはマーヴィン&タミーより大人っぽい感じ。これはこれでなかなかどうしてどうもこうも僕は好きです。

■順序逆さになったけど、1曲目がアルバム・タイトルにもなってるニーナ・シモン(NINA SIMON)のカヴァー「YOUNG GIFTED AND BLACK」。白人層をも非常に意識した、迎合的とも言えるモータウンのヒット・ナンバーと同じアルバムに入ってるのが凄い気もするが、そんなこたあかまわないんだよ、という姿勢はいかにもジャマイカ的。HARRY Jならではのストリングスが美しく、聴いていて心がはずむ。どういうわけかマーシャじゃなくてボブ・アンディの声がニーナ・シモンに似てる。面白い。

BOB & MARCIA/YOUNG GIFTED AND BLACK




NINA SIMONE/TO BE YOUNG, GIFTED AND BLACK



■オリジナル曲は1曲か2曲。1曲記載ないので不明。なんだかびっくりするのはUKソフト・ロックのブラザーフッド・オブ・マン(BROTHERHOOD OF MAN)の曲「UNITED WE STAND」。特別理由はないけれどびっくり。こんないい曲だったかな、と思ったが、やっぱりオリジナルもよかった。ディラン(BOB DYLAN)の「IT AIN'T ME BABE」もいい。BABEがBABYになってるとこも含めていい。ポール・サイモン(PAUL SIMON)の曲も演ってるけど、ポール・サイモン全然知らないので比較しようがない。でもいい曲だ「KEEP THE CUSTOMERS SATISFIED」。


MARVIN GAYE & TAMMI TERRELL/AIN'T NOTHING BUT THE REAL THING




BROTHERHOOD OF MAN/UNITED WE STAND




BOB DYLAN/IT AIN'T ME BABE




■話は違うんだけど、やっと「ベース・カルチャー」読み始めた。リー・ペリーのあれとどっちからいこうか迷ったが、「ベース・カルチャー」からにした。理由は、なんとなく。読み出したばかりだけど、かなり面白い!



  --- 追記 ---

■ネットをうろうろしていてわかった、ちょっとびっくりの事実。このBOB & MARCIAのアルバム「YOUNG GIFTED AND BLACK」、なんとアメリカでもリリースされていて、それもMOTOWN系のレーベルであるTAMLAからだった。ジャケット写真は差し替えられている。さらに、どうやら同レーベルからは7インチも出ていたようだ。side Aが「YOUNG GIFTED AND BLACK」、Bが「PEACE OF MINE」。TAMLAで出したなんて、どんな経緯だったのだろうか。そんな話、たぶん一生わからないんだろうな…。しかしMOTOWNの曲が2曲あるにもかかわらず、両方避けてのシングル・カットなんだな。


TAMLA盤
 ↓
http://motowncity.blogspot.com/2008/02/bob-marcia-young-gifted-and-black-lost.html
 ↓
  --- さらに追記 ---(2008、9/14)
上のURLはもう表示されてません。
が、“世界最高のスカ本”「BLUE BEAT BOP!」に載ってましたね。最近気づきました…。p.145、ハリー・ジョンソンのところです。









sika_50_50 at 23:17|PermalinkComments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年02月23日

BARRY BIGGS/WIDE AWAKE

wide awake■甘味レゲエの妖精(?)バリー・ビッグス、198X年(記載なし…)のアルバム「WIDE AWAKE」。ただでさえ今日は暖かくて心身ともに弛みきってるってのに、その上こんなの聴いていいもんだか。溶けてしまう。

Wikipediaによると、バリー・ビッグスはバイロン・リー(BYRON LEE)のところで歌い始める前にはレコーディング・エンジニアのキャリアもあるらしい。このあたりが意外と渋い。録る側だったのに録られる側になって成功したのね。歌い始めて最初からファルセットだったんだろうか。ルックスからすると意表をつくような甘い、線の細い声をしてる。歌い方はだいぶ米国ソウル的でスムーズ。レゲエと言われて単純に想像されるようなクセは少ない。というか無い。それで物足りないってこともあるかもだけど、僕はヒジョーに好きです。

■80年代らしいというか、バックの音質が高音強いのがちょっと気になるけど、爆音で浴びたら気持ちいいんだろうな。アルバム・タイトルになってる1曲目からの3曲「WIDE AWAKE IN A DREAM」「CARE MY LOVE」「DON'T LET THE SUN CATCH YOU CRYING」、この流れがたまらない。「IF EVER」も良過ぎる。甘いわー。

■コーラスでタムリンズ(THE TAMLINS)も参加。


jakeura
←これはオマケ。ジャケ裏にある写真。

MySpace.com→http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=84384277
「WIDE AWAKE IN A DREAM」が聴けます。このMySpaceで見られるバリー・ビッグス、だいぶ風貌も変わって、なんだかヌスラト(NUSRAT FATEH ALI KHAN)のよう。でも、お元気そうでなによりだ。


■このレコードはKENSUKEさんのSTUDIO UPRISING Blogで紹介されたのを見て以来探していた。中古で見つかるものと思い込んでいて、なかなか出会わなかったんだけど、何のことはないいつも行ってるショップのサイトで在庫があるのを確認した。それで急いで買いに行ったのだけど、会計時にレジカウンターに平積みにされていたMIX CDを見てびっくり。ジャケットがKENSUKEさんのアートワークだった…。なんだか買い物見られている気がして(笑)





※ 尚、ジャケ画像はクリックすると巨大化しますのでご用心下さい。


sika_50_50 at 15:15|PermalinkComments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加