RootsReggae

2008年04月19日

RIDE WITH THE RASSES

ride with the rassesプリンス・リンカーン・トンプソン&ザ・ロイヤル・ラッセズ(PRINCE LINCOLN THOMPSON & THE ROYAL RASSES)1982年のアルバム「RIDE WITH THE RASSES」。プリンス・リンカーン・トンプソンといえばまずこの特殊な声だ。鋭いが柔らかさもあり、濃密。とくに高音域でヴィブラートがかかったときなどは、変な言い方をすれば“まともじゃない”。常軌を逸していると言ってもいい。だいたいレゲエって、他ジャンルではありえないようなヴォーカル・スタイルの人がたくさんいるけれど、その中でも異彩を放っている。繰り返し聴いた今でこそ馴染んでいるが、聴き始めた頃はいちいちゾクッとさせられていたものだ。なんというか、見ちゃいけないものを見てしまったような感覚みたいなものがある声、そして歌い方なのだ。

■その特殊な声とともに素晴らしいのが曲で、一応どルーツでありながらもそのフォーマットを狭苦しいとでも感じているような、逸脱する手前にいるようなポップセンスが光っている。歌に関してはこの人の場合、他のアルバムのほうが伸びやかというか爆発してる感じもするが(といっても全作品聴いたわけではないけど)、曲の面白さではアルバム「NATURAL WILD」や「EXPERIENCE」より勝っていると思う。試聴もネット上で見つからず残念なのだけれど、side 2、2曲目の「THE BROTHERHOOD OF MAN」なんかすごくいい。奇妙で、美しい。もし今も生きていたならどんな曲を作っていたのだろう、と思わずにいられない曲だ。

■プリンス・リンカーン・トンプソンのところでは常連のマイキー・ブー(MIKEY "BOO" RICHARDS : Drums)、ベガ・ウォーカー(EARL"BAGGA"WALKER : Bass)、パブロ・ブラック(PABLO BLACK : Keybords)の3達人が今作でも好プレイ。とくにマイキー・ブーが冴えてる。

■しかしいつになったら「HUMANITY」見つけられるんだろうか…。naoさんとこで知って以来ずっと探してるのに。おかしいな…。


naoさんとこ→「ヤケドするよ!〜Prince Lincoln」(UPSETTING!-レゲエブログ-レゲエな日々)




sika_50_50 at 14:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加